藤堂からだった。
地獄に仏だな。
そんな気分で、着替えと夕食を済ませてから、
ビールを片手に電話をした。
そして、今日一日のことを話した。
藤堂の驚きは、容易に想像できた。
まさにさっきまでの俺はこういう感じだったのだろう。
まるで再現音声を聞いているようだと思った。
「でも、相棒が女とはなあ。」
「女じゃない。山猿だ。他の奴らは暴れ馬だと言っていたが。」
「にしたって、性別は女だろう?」
「まあな。不思議なことに、どう見てもみてくれは女なんだ。
男みたいな女も見たが、それと比べたら確かに女としか言えない。」
「ハハハ。戸傍、かなりやられているな。」
「当たり前だろ。まさか司令部がこんな烏合の衆だとは
思いもよらなかった。烏合ならまだマシだ。幼稚園児だぞ。
そんな奴らとこれから一緒に仕事をするのかと思うと先が思いやられる。」
「だろうなぁ。お前の性格じゃ、そんな状態を耐えられるわけがない。
遅かれ早かれ、ぶつかりそうだな。」
「ああ、俺もそう思う。どこまで忍耐力が続くか、記録に挑戦って感じだ。
今日はなんとか持ちこたえたが、明日からはまさに無間地獄だぞ。」
藤堂の笑い声が聞えた。
缶ビールを、一口飲む。
そう言えば、ビールを10ダース当てたとか言っていたな。
そんなことを思い出した。
「いつでも戻ってこいよ。お前の席は、俺が温めておいてやるから。」
「そうだな。俺も戻りたい。あいつらと居るくらいなら、司令部勤務という
希望は捨てる。ここにいなくても、やりたいことはできるしな。」
「本当にうんざりしてるんだなあ。お前の口からそんな弱音を聞くなんて、
思いもよらなかったよ。9課の奴らは相当の強者(つわもの)なんだな。」
「ああ。完全にお手上げだ。お前も見たら分かるさ。およそ軍人とは思えない。
米ごときで大喜びだぞ?お前らは飢餓状態の子供か?と思うって。」
「ハハ・・・それは確かに。こっちじゃ米なんて見飽きるくらいだし、
そもそも自分らで飯は作らないもんなあ。」
「訳がわかんねえよ。何故、食堂があるのに利用しないんだ?」
「さあねえ?そんなことは、直接聞いてみたらいいじゃないか。
明日から本格勤務だろ。昼時はそいつらと一緒なんだから、誘ってみろよ。
ええと、なんて言ったっけ?相方の名前。か、かやの?違うな。かすみ?」
「霞紅夜徠歩。カホって呼ぶんだそうだ。」
「ああ、そうそう、霞紅夜ちゃん。徠歩ちゃんでもいいねえ。
名前はとても可愛いのにな。」
「名は、全く体を表してない。ガサツで嫌な女だ。」
「それはー・・・お前の嫌いそうなタイプだな。」
「ああ。あれを女だと認識したら、たぶん本気で殴りたくなる。」
「そ、そうか。」
地獄に仏だな。
そんな気分で、着替えと夕食を済ませてから、
ビールを片手に電話をした。
そして、今日一日のことを話した。
藤堂の驚きは、容易に想像できた。
まさにさっきまでの俺はこういう感じだったのだろう。
まるで再現音声を聞いているようだと思った。
「でも、相棒が女とはなあ。」
「女じゃない。山猿だ。他の奴らは暴れ馬だと言っていたが。」
「にしたって、性別は女だろう?」
「まあな。不思議なことに、どう見てもみてくれは女なんだ。
男みたいな女も見たが、それと比べたら確かに女としか言えない。」
「ハハハ。戸傍、かなりやられているな。」
「当たり前だろ。まさか司令部がこんな烏合の衆だとは
思いもよらなかった。烏合ならまだマシだ。幼稚園児だぞ。
そんな奴らとこれから一緒に仕事をするのかと思うと先が思いやられる。」
「だろうなぁ。お前の性格じゃ、そんな状態を耐えられるわけがない。
遅かれ早かれ、ぶつかりそうだな。」
「ああ、俺もそう思う。どこまで忍耐力が続くか、記録に挑戦って感じだ。
今日はなんとか持ちこたえたが、明日からはまさに無間地獄だぞ。」
藤堂の笑い声が聞えた。
缶ビールを、一口飲む。
そう言えば、ビールを10ダース当てたとか言っていたな。
そんなことを思い出した。
「いつでも戻ってこいよ。お前の席は、俺が温めておいてやるから。」
「そうだな。俺も戻りたい。あいつらと居るくらいなら、司令部勤務という
希望は捨てる。ここにいなくても、やりたいことはできるしな。」
「本当にうんざりしてるんだなあ。お前の口からそんな弱音を聞くなんて、
思いもよらなかったよ。9課の奴らは相当の強者(つわもの)なんだな。」
「ああ。完全にお手上げだ。お前も見たら分かるさ。およそ軍人とは思えない。
米ごときで大喜びだぞ?お前らは飢餓状態の子供か?と思うって。」
「ハハ・・・それは確かに。こっちじゃ米なんて見飽きるくらいだし、
そもそも自分らで飯は作らないもんなあ。」
「訳がわかんねえよ。何故、食堂があるのに利用しないんだ?」
「さあねえ?そんなことは、直接聞いてみたらいいじゃないか。
明日から本格勤務だろ。昼時はそいつらと一緒なんだから、誘ってみろよ。
ええと、なんて言ったっけ?相方の名前。か、かやの?違うな。かすみ?」
「霞紅夜徠歩。カホって呼ぶんだそうだ。」
「ああ、そうそう、霞紅夜ちゃん。徠歩ちゃんでもいいねえ。
名前はとても可愛いのにな。」
「名は、全く体を表してない。ガサツで嫌な女だ。」
「それはー・・・お前の嫌いそうなタイプだな。」
「ああ。あれを女だと認識したら、たぶん本気で殴りたくなる。」
「そ、そうか。」
この記事へのコメント
カホの家、痒い(語弊)
さよならワラジー君ってどんなだろと思いました(笑)ワラジ虫を専門に撃退せにゃならんほど出るのか。いやだぁぁぁぁぁぁ(泣)
愚痴ってるほっづーに哀愁が漂っていますね……
忍耐力を鍛えられていいじゃんって前向きに。ねぇ?←
さよならワラジー君ってどんなだろと思いました(笑)ワラジ虫を専門に撃退せにゃならんほど出るのか。いやだぁぁぁぁぁぁ(泣)
愚痴ってるほっづーに哀愁が漂っていますね……
忍耐力を鍛えられていいじゃんって前向きに。ねぇ?←
史間 様
ありがとうございますー♪
カホの家、すごいでしょう?ホントの話なんですよ。
築30年も経つと、そりゃあ出るんですよ、虫がウジャウジャと。
うぎゃー!気持ち悪いー!←お前が言うな
多少の誇張が入っていますが、家の裏に庭があって、日当たりがさほど良くないと
意外とこんな感じです。←実感
ワラジー君には、毎年苦労させられます。
奴らをいつか根絶やしにしてやる、絶滅させてやる!と言う作者の強い殺意から、
異形が生まれたとか生まれないとか。←あながち嘘ではない
ほっづー、どこまで耐えられるんでしょうか。
何たって、あんなダルダル人間達と付き合わなくちゃならないんですからね。
可哀想だなあ、と思いつつ、そうですよ。前向きに進まなくちゃダメですよね!
ほら、史間さんもそう言ってくださっているんだから、頑張れ、ほっづー。
もうあと少しの辛抱だ!←だからお前が言うなって
ありがとうございますー♪
カホの家、すごいでしょう?ホントの話なんですよ。
築30年も経つと、そりゃあ出るんですよ、虫がウジャウジャと。
うぎゃー!気持ち悪いー!←お前が言うな
多少の誇張が入っていますが、家の裏に庭があって、日当たりがさほど良くないと
意外とこんな感じです。←実感
ワラジー君には、毎年苦労させられます。
奴らをいつか根絶やしにしてやる、絶滅させてやる!と言う作者の強い殺意から、
異形が生まれたとか生まれないとか。←あながち嘘ではない
ほっづー、どこまで耐えられるんでしょうか。
何たって、あんなダルダル人間達と付き合わなくちゃならないんですからね。
可哀想だなあ、と思いつつ、そうですよ。前向きに進まなくちゃダメですよね!
ほら、史間さんもそう言ってくださっているんだから、頑張れ、ほっづー。
もうあと少しの辛抱だ!←だからお前が言うなって
2008/07/23(水) 23:09 | URL | kayana #[ 編集]