妄想を文字にしてみました。

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剣を、
剣を、取る
剣を、

「お、れハ・・・」

右手を掛けた。
鞘を押さえた。
鍔を上げて、

残響。

  これは――――。
  だから――――。

どれ程の時間が経っていても。

「レプシス、マドゥム・クルチヴァス」
「井澄・皇城、ヴィエタヴァス」
「どうしたんだ、レプシス。何故止まらない?一体何を気にして・・・」

低声(ひくいこえ)。
硬声(かたいこえ)。
俺を見る顔――凍り付いている。
見下ろす視線――蔑んでいる。

「・・・お、マえ、を・・・」
「このままじゃ・・・え?戸傍さん?」

鯉口を切り、引き抜く。
ザラリと’刃’が鳴く。

  君は――――ない。
  誰も――――ない。

「だ、駄目です戸傍さん。今、中に入っては――」
「・・・タス、け・・・」

忘れえぬ、
血音(ちのおと)。
叫声。

  言葉は――――たまえ。

どれほどに、時間が過ぎようとも。

「マコちゃん、ダメだ!入っちゃいけない!」
「レプシス、ジディエ・クルチヴァリス。井澄、マコを押さえて」
「は、はい!って、こ、戸傍さん!?」