妄想を文字にしてみました。

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課長は頭から食べる派らしい。
もごもごと口を動かしながら、クミに聞いた。

「レプシスの事です」

クミはしっぽ派だ。
ちぎって食べるのかと思ったら、意外にも直接口をつけていた。

「レプシスがどうかしたの?」
「いえ。マコが自主訓練をしたいと言いますので、それで」
「ああ、向こうはまだアビーだからねえ」
「はい。イクシスがダメならレプシスを、とハジと話をしていたのですが」
「ハジは賛成しないって?」
「え?い、いえ・・・そのような、ことは」
「ふふ・・・隠さなくてもいいよ。ハジの顔を見たら分かるからね。ねえ、ハジ?」
「・・・はい」
「ハジが一番、あの子のことを考えているからね。無理もないよ。
今のあの子は少し不安定だから、なおのこと気にするんだよね?」
「・・・ええ、まあ」
「課長までそのようなことを」

課長がお茶を飲んだ。
ふうー、と息を吐く。

「でもねえ。いずれ通る道だからさ。使わせてあげなよ」
「ど、どうしてですか?レプシスでは、アビーのようなわけにはいきませんし
それに今、課長もおっしゃったではありませんか!」
「うん?分ってるよ、ハジ。でも、アビーで随分訓練してきたようだから
いきなり入っちゃってもすぐに慣れてしまうんじゃない?」
「ですが、程度が全く違います。それに今のレプシスでは心許ない。
もし万が一のことがあったら―」
「その時はその時だよ。それで使い物にならないなら、どのみち駄目じゃない」
「な・・・」
「あれくらいは相手に出来ないと無理なんだから、駄目なら駄目で仕方ないよ」
「・・・それでもよろしいと、おっしゃるのですか?」
「ううん?そんなことは言ってないよ。結果としての話をしただけじゃないか。
あの子は悪い子じゃないし分別もある。どうであれ、ちゃんと加減するよ。
それに彼がいれば簡単に万が一なんて事は起こらないよ」
「そうですが・・・」

ハジが当惑したような顔をする。
ちなみにハジは、お腹から食べる派だ。

「まあまあ。まずはたい焼き食べちゃいなよ、ハジ。カホが狙ってるよ。
隙あらば奪ってやるぞ!って。まるでサザエさんのどら猫だねえ。
猫耳をつけたら随分と可愛いんじゃないかなあ?首に鈴、お尻にしっぽとか」
「それは、巨大な化け猫ですか?」
「やだー、クミ。せめてドラミちゃんって言ってよぅ。猫娘でもいいよ」
「猫娘は妖怪でしょう。やっぱりあなたは妖怪だったのね」
「ウニャーン。違うニャーン。カホニャンは、宇宙人ニャーン」