「そんなの分かってるよ。だからさ。師団長の部屋を使ってもらったら
いいんじゃない?あそこはレプちゃん以外は全部使えるんでしょ?」
「え?開かずの間を?」
「あそこは魍魎の箱ですよ?」
「だってさ。レプちゃん入れ替えるの、ダメでしょ?アビーとか言うのを
入れるのも時間かかるんでしょ?そして、ハジはレプちゃん使わせたくないでしょ?
イクちゃんもダメでしょ?そうなると、残るは師団長の部屋しかないじゃん?
師団長の部屋を貸してもらって、そこでレプちゃんがアビーを覚えるまで
ブリちゃんで自主トレしてもらったらいいじゃない?
どうせ全然使ってないんだし、師団長のことだから、いいよ、とか言ってくれるよ。
何たって、うちに入ってきた大事な大事な新入隊員なんだから」
「・・・確かに、そうですね」
今度はクミが思案顔になった。
それとは反対に、ハジは仏頂面になって自分のPCへと顔を向けた。
言ったカホはというと、それが癖なのか親指と人差し指の間でタバコを回している。
訓練場の部屋割りがよく分らないが、師団長専用の訓練室があるのだろう。
もしかしたら、盲点とも言える提案だったのか、クミはかなり真剣に
考えているようだった。
そうしているうちに、食後のデザートを買いに、と出て行った課長が戻ってきた。
手には紙袋を提げている。
「ただいまあ。あれ?どうしたの?クミ。お腹でも痛いの?」
「違いますよ、課長。クミは今、カンガエチュウ♪なんです」
「あ、そう。考え事なの。じゃあ、クミのは残しておくから。
カホ、お茶淹れてよ。たい焼き買ってきたからみんなで食べようねえ」
「わあーい!マコちゃん、お茶淹れてー」
「は?何で俺が淹れるんだよ」
「だって、暇そうなんだもん」
「お前が淹れろよ。お前が頼まれたんだろう?」
「それをマコちゃんに頼んでるんじゃん。やだなあ、ケチ」
「はあ?」
「五月蠅いですよ、カホ。お茶は私が淹れますから、
トモとミヤを休憩室から呼んできなさい」
「えー?なんでー?どうせラブラブしてるんだから放っておこうよう。
恋する2人の邪魔をしたら、豆腐の角で殴られて死んじゃうよ」
「はあ・・・あなたは、本当に・・・」
「悪いねえ、クミ。考え中なのに」
「いいえ、構いません。どのみち、カホにお茶を淹れさせたら
飲めたものではありませんから。すぐに淹れます」
「うん。ありがとう。じゃあ、カホはみんなにたい焼き配って」
「はあーい!」
ウキウキとした顔でたい焼きの入った小さい紙袋を配る。
個別になっているところが、課長の人柄を現しているような気がした。
「それで、クミは何を考えていたの?」
いいんじゃない?あそこはレプちゃん以外は全部使えるんでしょ?」
「え?開かずの間を?」
「あそこは魍魎の箱ですよ?」
「だってさ。レプちゃん入れ替えるの、ダメでしょ?アビーとか言うのを
入れるのも時間かかるんでしょ?そして、ハジはレプちゃん使わせたくないでしょ?
イクちゃんもダメでしょ?そうなると、残るは師団長の部屋しかないじゃん?
師団長の部屋を貸してもらって、そこでレプちゃんがアビーを覚えるまで
ブリちゃんで自主トレしてもらったらいいじゃない?
どうせ全然使ってないんだし、師団長のことだから、いいよ、とか言ってくれるよ。
何たって、うちに入ってきた大事な大事な新入隊員なんだから」
「・・・確かに、そうですね」
今度はクミが思案顔になった。
それとは反対に、ハジは仏頂面になって自分のPCへと顔を向けた。
言ったカホはというと、それが癖なのか親指と人差し指の間でタバコを回している。
訓練場の部屋割りがよく分らないが、師団長専用の訓練室があるのだろう。
もしかしたら、盲点とも言える提案だったのか、クミはかなり真剣に
考えているようだった。
そうしているうちに、食後のデザートを買いに、と出て行った課長が戻ってきた。
手には紙袋を提げている。
「ただいまあ。あれ?どうしたの?クミ。お腹でも痛いの?」
「違いますよ、課長。クミは今、カンガエチュウ♪なんです」
「あ、そう。考え事なの。じゃあ、クミのは残しておくから。
カホ、お茶淹れてよ。たい焼き買ってきたからみんなで食べようねえ」
「わあーい!マコちゃん、お茶淹れてー」
「は?何で俺が淹れるんだよ」
「だって、暇そうなんだもん」
「お前が淹れろよ。お前が頼まれたんだろう?」
「それをマコちゃんに頼んでるんじゃん。やだなあ、ケチ」
「はあ?」
「五月蠅いですよ、カホ。お茶は私が淹れますから、
トモとミヤを休憩室から呼んできなさい」
「えー?なんでー?どうせラブラブしてるんだから放っておこうよう。
恋する2人の邪魔をしたら、豆腐の角で殴られて死んじゃうよ」
「はあ・・・あなたは、本当に・・・」
「悪いねえ、クミ。考え中なのに」
「いいえ、構いません。どのみち、カホにお茶を淹れさせたら
飲めたものではありませんから。すぐに淹れます」
「うん。ありがとう。じゃあ、カホはみんなにたい焼き配って」
「はあーい!」
ウキウキとした顔でたい焼きの入った小さい紙袋を配る。
個別になっているところが、課長の人柄を現しているような気がした。
「それで、クミは何を考えていたの?」